• 本

アメリカ文学のカルトグラフィ 批評による認知地図の試み

出版社名 研究社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-327-47225-2
4-327-47225-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 328P 20cm

商品内容

要旨

自己探求的なアメリカ文学に取り憑いた物語・国民意識・国家観と、それを支えるロジックとは何か。家庭、都市、ストリート、流浪、南部、親密圏、国際移動、異界、親族と性的禁忌、伝染病、動物化、貨幣といったキーコンセプトを駆使して、アメリカの新しい地平を描く作図法。

目次

第1部 情緒的空間としてのアメリカ(領域化する家、内密の空間―生活世界の構図
雑踏の復権―生命圏としての路上
逃走という名の空間創成―情動変化の生態系)
第2部 マッピングされるアメリカ(永遠の異郷―流浪する者たちのアメリカ
他者性の迷宮―南部という謎
親密圏をマッピングすること―私と公の攻防)
第3部 アメリカの異次元空間(混成国家の鏡像―客土における黒人文学
回帰する場所―憑在者たちの複数空間
性的禁忌の版図―憑在者たちの複数空間)
第4部 アメリカ的自我と近代の時空間(疫病と近代社会―感染地図としての人間の絆
動物の生息図―覆される人間主義
物欲のカルトグラフィ―フェティッシュと自我の変遷
コーダ 流動するアメリカ空間)

出版社
商品紹介

自己探求的なアメリカ文学の理念が重視してきた物語・国民意識・国家観とそれらを支えるロジックは何か。その「認知地図」を描き出す。

著者紹介

新田 啓子 (ニッタ ケイコ)  
1967年、東京生まれ。立教大学教授。ウィスコンシン大学マディソン校大学院博士課程修了(Ph.D.)。専攻はアメリカ文学、文化理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)