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鉄道をつくる人たち 安全と進化を支える製造・建設現場を訪ねる

交通新聞社新書 053

出版社名 交通新聞社
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-330-35313-5
4-330-35313-X
税込価格 880円
頁数・縦 227P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

日本人にとってもっとも身近な交通機関として「電車」を挙げることに異論のある人は少ないであろう。「新幹線」という世界に誇る技術を有するだけでなく、全国どこに行なっても、定刻通りに安全性の高い輸送を期待することができる。本書では、そんな日本の優秀な鉄道を支える技術のうち、ふだんあまり情報公開されることのない四つのジャンルにスポットを当てる。「分岐器」「地下鉄トンネル」「窓ガラス」「パンタグラフ」それぞれの技術開発や製造・建設の現場や、それらに関わる人々への取材をもとに、鉄道技術を取り巻く状況やそれらに対応する工夫、次世代への展望などを具体的に紹介している。著者は、雑誌や書籍を通して鉄道関連の技術を広く一般に解説している鉄道技術ライター。なお、本ダイジェストでは、「窓ガラス」と「パンタグラフ」に関する章を取り上げた。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2013年5月15日])

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商品内容

要旨

日本人にとって「電車」は、定刻どおりかつ安全な乗り物であるのが当然至極。しかし、日本の鉄道を支えているものはじつに膨大であり、どれ一つ欠けても、連携が崩れてダイヤはたちまち乱れる。本書では、一般の人が日ごろ意識せず、またあまり情報公開されることのない鉄道関連の4つのジャンル―「分岐器」「地下鉄トンネル」「窓ガラス」「パンタグラフ」にスポットを当て、その製造開発秘話や現場の苦闘を紹介。鉄道を日々「つくる」技術者たちの英知を知ることで、日本の新たな側面をかいま見る。

目次

第1章 日本最大の分岐器をつくる(成田国際空港の近くにある巨大「ポイント」
京成とJRが乗り入れる成田空港駅 ほか)
第2章 地下鉄をつくる(見えない面白さ
見る機会が減った工事 ほか)
第3章 電車の窓ガラスをつくる(無意識に見る「窓」
ガラス製造世界最大手のグループ企業 ほか)
第4章 電車のパンタグラフをつくる(誰もが知る電気の入口
最初に国産品をつくったメーカー ほか)

著者紹介

川辺 謙一 (カワベ ケンイチ)  
鉄道技術ライター。1970年三重県生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。化学メーカーに入社、半導体材料などの開発に従事。2004年に独立し、雑誌・書籍に数多く寄稿。鉄道関連のさまざまな職場や当事者を取材・紹介したり、高度化した技術を一般向けに翻訳・解説している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)