書店レビュー
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日本は中流社会から下流社会に転落中
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
高みから見る階層分析のようで、あまり愉快ではないが、日本の現状を突いているところもあり、一読の要あり。いままで日本は総中流社会と言われてきたが、最近雪崩のように中流は下流に転落し、逆に中流から上流に上昇している層も一部ある。皆がいまのわたしに満足していると、日本は下流社会に転落しますよという警告の書。
(2005年12月18日)
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
各種の統計データを基に、現代社会にみられる階層構造を分析した書。これによると若い世代ほど、自分を「中の下」とみている人が多くなっているという。一方で「中の上」は減っていない。元々は各階層の人々にたいする消費戦略のひとつとして書かれた本のようであるが、一般人が読んでもその行動や消費分析は興味深い。(nori)
(2005年12月18日)
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商品内容
要旨 |
「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。 |
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目次 |
第1章 「中流化」から「下流化」へ |
おすすめコメント
「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として、所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ―。果たして「下流社会」とはどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。中流の仲間入りをするための消費が終わった現在、新しい消費の価値観はどこへ向かうのかを解き明かす期待の著作。