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江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?

光文社新書 307

出版社名 光文社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-334-03408-5
4-334-03408-X
税込価格 1,045円
頁数・縦 388P 18cm

商品内容

要旨

なぜか「江戸はそば」ということになっている。また、東京のそばといえば「江戸以来の伝統」というのが決まり文句だ。だから、現在もなお「江戸っ子はそばに限る」ということになる。これに異論をはさむ人はいないだろう。しかし、江戸も江戸時代初期の頃はうどん一色の「うどんの町」であったことはあまり知られていない。では、江戸はいつから「そばの町」になったのだろうか?また、ただの雑穀であったそばが、なぜ数ある麺類のなかで唯一、「粋な」食べ物になれたのだろうか?―本書では、膨大な史料を紐解き、「江戸そば」成立のなぞを“江戸っ子”というキーワードを軸に検証していく。

目次

序章 江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?(『時蕎麦』のおかしみの裏にある「江戸の粋」
そば屋ができても衰えなかったうどんの人気 ほか)
第1章 蕎麦の歴史と由来(そばの始まり
そばの語源 ほか)
第2章 蕎麦の品書き(江戸時代のそば屋の品書き
江戸時代のうどん屋の品書き ほか)
第3章 蕎麦の食べ方(そばの食べ方
江戸時代のそばつゆ ほか)
終章 「江戸そば」の明治・大正・昭和(江戸っ子とそば屋
食の洋風化とそば ほか)

著者紹介

岩崎 信也 (イワサキ シンヤ)  
1954年生まれ。そば研究家。フードジャーナリスト、ノンフィクションライターとしての取材・執筆活動も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)