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黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望

光文社新書 333

出版社名 光文社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-334-03434-4
4-334-03434-9
税込価格 770円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

不安、絶望、締念―「体感格差」の正体。中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人が問う、「凡庸な人生」から見える、ニッポン社会のゆがみ。

目次

第1章 黒山もこもこ、抜けたら荒野(思い出の人混み/人混みの思い出
あらかじめ失われた世代 ほか)
第2章 「普通」へのノスタルジア(「三種の神器」時代を遠く離れて
母親はお見合い結婚世代 ほか)
第3章 世代観闘争(世代論はなぜ好まれる?
日本社会は「単一的」なのか? ほか)
第4章 一九八〇年代―文化系女のサブカルチュラル・ターン(不思議少女と呼ばれて
文学少女はサブカルにより更新された ほか)
第5章 自分のことは自分で決められる、の罠(選んだものが負けていく
またしても過渡期の世代 ほか)

著者紹介

水無田 気流 (ミナシタ キリウ)  
1970年神奈川県生まれ。詩人・社会学者。ポスト高度成長期の典型的な郊外生活者として育つ、はずが、小学校は桑畑の真ん中、中学校はビニールハウスと牛小屋に囲まれ、高校は牧場の横、春先には学校に暴れ牛が出没するという動物ワンダーランドな環境でひたすらガサツに育つ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、詩の創作活動の傍ら、東京工業大学世界文明センターのフェローとして講師を勤める。2003年、第41回現代詩手帖賞受賞、’06年、詩集『音速平和』で第11回中原中也賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)