すべての経済はバブルに通じる
光文社新書 363
| 出版社名 | 光文社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2008年8月 |
| ISBNコード |
978-4-334-03466-5
(4-334-03466-7) |
| 税込価格 | 836円 |
| 頁数・縦 | 244P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
なぜ、サブプライムローンは世界的な金融危機を招いたのか?なぜ、ジャンク(くず)と呼んでもよいようなサブプライム関連の金融商品に、欧米の投資銀行やヘッジファンドなど世界一流の投資家たちが殺到したのか?なぜ、サブプライムショックの際に、日本の株価が最も暴落したのか?なぜ、バブルは繰り返されるのか?―多くの投資家がリスクに殺到するがゆえに生じる、新時代のバブルの正体を、気鋭の学者であり、個人投資家でもある著者が、アカデミックな成果を中心に、著者自らの投資体験も含めて分析する。 |
|---|---|
| 目次 |
第1章 証券化の本質 |



おすすめコメント
なぜ、プロ中のプロであるヘッジファンドが、バブル崩壊から逃げ切れなかったのだろうか。バブルと分かっていて投資し、逃げようともしなかったのはなぜだろうか。それは、プロであればこそ、ぎりぎりまでバブルに乗らなくてはいけなかったからなのだ。ライバルであるほかのプロがバブルに乗っているときに、自分だけ降りてしまえば、利益が減り、ライバルに負けてしまう。プロとして、出資者からの資金獲得競争に勝つためには、バブルの間だけのことであっても、ライバルより多くの利益を上げなければならなかったのだ。