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人民解放軍は何を考えているのか 軍事ドラマで分析する中国

光文社新書 364

出版社名 光文社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-334-03467-2
4-334-03467-5
税込価格 836円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

中国人民解放軍の謎に包まれた思想・内情をプロパガンダから読み解く。

目次

第1章 軍事ドラマは情報の宝庫(「脅威」として再認識されはじめた中国軍
中国人民解放軍とはどんな軍隊か ほか)
第2章 情報・ハイテク時代の解放軍―『沙場点兵(戦場の召集)』より(北京軍区の協力で撮られた軍事演習ドラマ
賛否分かれる視聴者の反応 ほか)
第3章 中国の領土・主権意識―『垂直打撃(垂直攻撃)』より(ドラマに描かれた解放軍空挺部隊
「斬首行動」の矛先に見えるもの ほか)
第4章 核から有人宇宙飛行まで、執念の開発―『国家使命(国家の使命)』より(中国版「プロジェクトX」
建国55周年のメッセージ ほか)
第5章 大国興亡の歴史を鑑に―『大国崛起(大国への道)』より(プロパガンダとしてのドキュメンタリー
中国のドキュメンタリーが描く「9つの大国」 ほか)

おすすめコメント

解放軍がプロパガンダに活用している軍事ドラマは、現段階における解放軍の思想教育の最前線を理解する手引きとなるばかりでなく、軍の内情をうかがううえで絶好の手がかりとなるはずです。ドラマのディティールを仔細に観察することを通じて、今日の解放軍が抱える問題や兵士等の日常を反映した情報をくみ上げることも可能になる、と感じるのです。中国の軍事ドラマは、解放軍のいまを知るうえで実に有用な情報の宝庫、と言っても過言ではないと思います。それでは未知なる中国軍事ドラマの扉を開けてみましょう。

著者紹介

本田 善彦 (ホンダ ヨシヒコ)  
1966年神戸市出身。’91年以降台北在住。台湾・中国広播公司(BCC中国ラジオ放送社)の国際放送「自由中国之声」記者兼アナウンサーなどを経て、現在、フリーのジャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)