• 本

人は、なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」

光文社新書 476

出版社名 光文社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-334-03579-2
4-334-03579-5
税込価格 836円
頁数・縦 244P 18cm

商品内容

要旨

たとえば、約束の時間。私たち現代人の生活には、約束した時間通りに行動しなければならないことが数多く仕掛けられている。そして、約束の時間によく遅れる人は「だらしない」とみなされ、約束の時間を守る人は「几帳面」とみなされる。しかし、「だらしなさ」のせいで人は約束の時間に遅れ、「几帳面さ」のせいで人は約束の時間を守るのだろうか。私たちは、自分や他人の行動の原因について、日常的に「なぜ?」と問いかけながら暮らしている。本書では、そんな「なぜ?」を、描いて・視て・考える『視考術』という行動分析学に基づく手法を使って考察し、これまでとは違う角度から人間行動の本質を探る。

目次

序章 県民性・国民性を視考する―行動の『視考術』とは何か
第1章 性格を視考する―人は、なぜ血液型で性格を判断しようとするのか
第2章 記憶を視考する―人は、なぜ傘を置き忘れるのか
第3章 道徳観を視考する―人は、なぜ公衆マナーを守れなくなったのか
第4章 思考を視考する―人は、なぜ災害から逃げ遅れるのか
第5章 意識を視考する―人は、なぜ騙されるのか

おすすめコメント

例えば、約束によく遅れる人は「だらしない」とみなされ、時間を守る人は「几帳面」だとみなされる傾向にある。しかし、「だらしなさ」のせいで時間に遅れたり、「几帳面さ」のせいで約束を守ったりするようにも見えるかもしれないが、それは間違いである。「だらしなさ」や「几帳面さ」は行動の評価でしかない。行動の評価を行動の原因と取り違えてはならない――。本書では、私たちが日常、誰でも経験する事象を切り取り、「人はなぜそのように行動するのか?」と問いかけるものである。そうした問いかけを、行動分析学という心理学に基づいた《視考術》という手法を使って考察する。

著者紹介

島宗 理 (シマムネ サトル)  
1964年埼玉県生まれ。1986年、千葉大学文学部行動科学科卒業。1989年、慶應義塾大学社会学研究科修了。1992年、Western Michigan University心理学部博士課程修了、Ph.D.取得。鳴門教育大学を経て、法政大学文学部心理学科教授。専門は行動分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)