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「事務ミス」をナメるな!

光文社新書 499

出版社名 光文社
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-334-03602-7
4-334-03602-3
税込価格 814円
頁数・縦 211P 18cm

商品内容

要旨

現代は「うっかり」が通用しない社会である。コンピューターと通信技術の進歩が諸刃の剣となり、間違える時もボタン一つで一瞬のうちに大損害を出せるようになってしまった。事務作業者には、今までと比較にならないほど高い信頼性が厳しく求められている。そもそも工業系の会社は、事故防止の努力を長年続けており、知識と経験を積んでいるのだが、それに比べれば文系の会社の方はミスへの免疫が弱い傾向にある。本書では、新しい視点から「事務ミス」を分析しなおし、ミスや事故が絶えない会社を「ミスに強い組織」に変える具体策を提示する。人はなぜミスをし続けるのか、ミスを防ぐ上で注目すべき力とは何か、さらに、事務ミスを防ぐポイントとして、「手順」や「書式レイアウト」「報告」「通達」「マニュアル」等をどう見直すか、などを、具体例をあげながら紹介する。

目次

1 理論篇 なぜ人はミスをし続けるのか?―「うっかり」が通用しない時代(人は「有能」だからこそ間違える
間違えのメカニズム追究はきりがない
そもそも「間違い」とは何か?
時代が事務ミスを許さない!)
2 実践篇 ミスはこう防ぐ(ミスの解決は、「6つの面」から考える
「気付かない」から事故になる―ミスを防ぐ力その1「異常検知力」をつける
異変のはじまりはどこか?―ミスを防ぐ力その2「異常源逆探知力」で復旧を容易にする
「ミスをしないこと」は目標になりえるか―ミスを防ぐ力その3「作業確実実行力」とのつき合い方
御社の「手順」はムダだらけ―ミスを防ぐ作業手順を組み立てる
氾濫する「ダメ書式レイアウト」―書式を改良して事務ミスを防ぐ
「ミスに強い」組織に変える)

おすすめコメント

【目次】  ○理論篇  なぜ人はミスをし続けるのか?  第1章 人は「有能」だからこそ間違える  第2章 間違えのメカニズム追究はきりがない  第3章 そもそも「間違い」とは何か?  第4章 時代が事務ミスを許さない!  ○実践篇  ミスはこう防ぐ  第5章 ミスの解決は、「6つの面」から考える  第6章 「気付かない」から事故になる      ――ミスを防ぐ力その1)「異常検知力」をつける  第7章 異変のはじまりはどこか?       ――ミスを防ぐ力その2)「異常源逆探知力」で復旧を容易にする  第8章 「ミスをしないこと」は目標になりえるか       ――ミスを防ぐ力その3)「作業確実実行力」とのつき合い方  第9章 御社の「手順」はムダだらけ      ――ミスを防ぐ作業手順を組み立てる  第10章 氾濫する「ダメ書式レイアウト」      ――書式を改良して事務ミスを防ぐ  第11章 「ミスに強い」組織に変える

出版社・メーカーコメント

「クリック一つで大損失」の時代―― 「事務処理能力がないもので」……と、自分を甘やかしていませんか?文系の会社のミスは、今や日本の大問題。その原因と対策、体制作り     現代は「うっかり」が通用しない社会である。コンピューターと通信技術の進歩が諸刃の剣となり、間違える時もボタン一つで一瞬のうちに大損害を出せるようになってしまった。事務作業者には、今までと比較にならないほど、高い信頼性が厳しく求められている。そもそも工業系の会社は、事故防止の努力を長年続けており、知識と経験を積んでいるのだが、それに比べれば文系の会社の方はミスへの免疫が弱い傾向にある。 本書では、新しい視点から「事務ミス」を分析しなおし、ミスや事故が絶えない会社を「ミスに強い組織」に変える具体策を提示する。人はなぜミスをし続けるのか、ミスを防ぐ上で注目すべき力とは何か、さらに、事務ミスを防ぐポイントとして、「手順」や「書式レイアウト」「報告」「通達」「マニュアル」等をどう見直すか、などを、具体例をあげながら紹介する。

著者紹介

中田 亨 (ナカタ トオル)  
1972年神奈川県生まれ。東京大学大学院修了。現在、独立行政法人産業技術総合研究所研究員。博士(工学)。様々な業種の企業とヒューマンエラー防止の共同研究を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)