目の見えない人は世界をどう見ているのか
光文社新書 751
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2015年4月 |
ISBNコード |
978-4-334-03854-0
(4-334-03854-9) |
税込価格 | 836円 |
頁数・縦 | 216P 18cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) ふだんあまり意識することはないが、我々の生活は、そのかなりの部分を視覚に頼っている。あらゆるものごとが「目が見えること」を前提としているために、視覚障害者に対して「不自由さ」に同情することはあっても、彼らがどのように身のまわりの世界を認識しているか、ということまでは、なかなか想像が及ばないのではないだろうか。本書では、健常者とは異なる、「目の見えない人」たちの空間認識、感覚、体の動かし方、コミュニケーション方法などを、視覚障害者への取材を通して明らかにしている。また、違いを認識し、単に足りないものを補う援助を越えた、障害に対し新しい価値を見出す福祉のあり方を提案している。著者は東京工業大学リベラルアーツセンター准教授で、美学と現代アートを専門としている。 |
商品内容
要旨 |
私たちは日々、五感―視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚―からたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八~九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか―?美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。 |
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目次 |
序章 見えない世界を見る方法 |
おすすめコメント
現代アートの専門家が、障碍者が世界をどのように認識しているかを、数多くのインタビューから迫った。