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図解宇宙のかたち 「大規模構造」を読む

光文社新書 968

出版社名 光文社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-334-04374-2
4-334-04374-7
税込価格 1,012円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

実証的アプローチで迫る、138億年の真実。先駆者が綴る宇宙全体の姿、起源、研究の最前線。

目次

第1章 宇宙の階層
第2章 大規模構造の発見
第3章 大規模構造の形成
第4章 宇宙の初期ゆらぎ
第5章 大規模構造の定量化
第6章 大規模構造の形状
第7章 赤方偏移空間
第8章 バリオン音響振動
第9章 ダークエネルギーと大規模構造
第10章 宇宙の性質と大規模構造
第11章 宇宙はどこまで解明できるのか

おすすめコメント

宇宙はどのような構造をしているのか、そして宇宙とはいったいどのような存在なのか――。この世の中で最も根源的な問いに取り組む宇宙論の研究は、現在、目覚ましい発展を遂げている。その原動力となっているのは、近年に入って飛躍的に拡大した宇宙観測である。これによって、宇宙論は単なる思索の対象から定量的な実証科学へ変貌を遂げた。そして、ビッグバンから始まる宇宙の歴史の中で、大規模構造がどのように形成されてきたのかを探ることは、宇宙そのものの起源に迫ることに直結している。「観測可能な範囲の宇宙」で、いま、何が分かっていて、何が分かっていないのか。著者の研究エピソードも交えて論じる。写真・図版多数。

著者紹介

松原 隆彦 (マツバラ タカヒコ)  
1966年長野県生まれ。高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所・教授。京都大学理学部卒業。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科、ジョンズホプキンス大学物理天文学科、名古屋大学大学院理学研究科などを経て現職。井上科学振興財団・井上研究奨励賞および日本天文学会・林忠四郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)