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宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙新時代」を生きる

光文社新書 1090

出版社名 光文社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-334-04497-8
4-334-04497-2
税込価格 990円
頁数・縦 262P 18cm

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要旨

2020年11月、民間の有人宇宙船として初の本格運用となるスペースXの「クルードラゴン」が打ち上げられた。4人の搭乗員には、今回が3度目の宇宙飛行となる日本人宇宙飛行士、野口聡一氏も含まれる。この打ち上げ成功は、宇宙ビジネスを加速させ、一般人の宇宙旅行の実現を引き寄せるものといえる。本書は、「宇宙好き」で知られ宇宙に関する数々の楽曲も発表しているミュージシャンの矢野顕子氏が、宇宙での体験や宇宙の魅力、宇宙開発や宇宙ビジネスの現状や展望などについて、野口聡一宇宙飛行士に話を聞く対談。重力のない宇宙空間では、地球上では味わえない特異な身体感覚、精神状態を体験できる。また、地球を周回する国際宇宙ステーション(ISS)から眺める地球は圧倒的な存在感をもって心に迫り、宇宙飛行士の「命」に対する見方を大きく変えるのだという。著者の野口聡一氏は、2005年、スペースシャトル・ディスカバリー「STS-114」ミッションに搭乗し、日本人で初めて国際宇宙ステーションで船外活動を行う。2009年にはソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗。矢野顕子氏は1976年『JAPANESE GIRL』でソロデビュー以来、YMOとの共演など、活動は多岐にわたる。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年2月26日]

商品内容

要旨

2005年、アメリカのスペースシャトルで初飛行、2009年12月からの2度目の宇宙飛行ではロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、163日間に及ぶ宇宙長期滞在を経験した宇宙飛行士の野口聡一さん。「宇宙好き」で知られ、これまで宇宙に関する数々の楽曲を発表、同時にNASAの宇宙情報をこまめにチェックし、ツイッターで分かりやすく発信しているミュージシャンの矢野顕子さん。2020年、スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」運用初号機Crew‐1への搭乗を控え、2人の対談が実現。「誰もが宇宙に行ける時代」の到来という歴史的転換点を迎えた今、両者が語る宇宙の奥深さと魅力とは?

目次

第1章 宇宙で感覚や心はどう変化するか
第2章 死の世界
第3章 生の世界
第4章 3度目の宇宙へ
第5章 スペースX―イーロン・マスクと「宇宙新時代」
第6章 宇宙に飛び出すことは地球を知ること

著者紹介

野口 聡一 (ノグチ ソウイチ)  
東京大学大学院工学系研究科修了。博士(学術)。1996年、宇宙飛行士候補者に選抜され、米国NASAジョンソン宇宙センターにて訓練を開始する。2005年、スペースシャトル・ディスカバリー「STS‐114」ミッションに搭乗し、日本人として初めて国際宇宙ステーションで船外活動を行う。’09年、日本人として初めてソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗し、約半年間の長期宇宙滞在を経験する。’14年、世界中の宇宙飛行士の親睦団体である宇宙探検家協会会長に就任。’20年、米国人以外で初めてスペースXの新型宇宙船クルードラゴンに搭乗する予定。宇宙滞在日数177日
矢野 顕子 (ヤノ アキコ)  
青森市で過ごした幼少期よりピアノを始める。1976年、『JAPANESE GIRL』でソロデビュー以来、YMOとの共演など、活動は多岐にわたる。2020年、三味線プレイヤーの上妻宏光とユニット「やのとあがつま」を結成、民謡をモチーフに新たな音楽を提案したアルバム『Asteroid and Butterfly』をリリース
林 公代 (ハヤシ キミヨ)  
神戸大学文学部英米文学科卒業。日本宇宙少年団の情報誌編集長を経てフリーライターに。宇宙・天文分野を中心に取材・執筆。NASA、ロシア、日本のロケット打ち上げ、ハワイ島や南米チリの望遠鏡など宇宙関連の取材歴は約30年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)