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古典と日本人 「古典的公共圏」の栄光と没落

光文社新書 1233

出版社名 光文社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-334-04640-8
4-334-04640-1
税込価格 990円
頁数・縦 307P 18cm

商品内容

要旨

日本における「古典成立の歴史」とその運命を辿りながら古典教育の必要性を考える。

目次

序章 古典を学ぶことに価値や意味はあるのか
第1章 古典意識の成立―古典なるものと藤原俊成の戦略
第2章 古典的公共圏への先駆―古典と注釈
第3章 古典的公共圏の確立―身だしなみとしての和歌・古典
第4章 古典的公共圏の展開―戦乱においてますます躍動する和歌・古典
第5章 古典的公共圏の繁栄―古典の王国だった近世日本
第6章 古典の末路―古典を見捨てた近代
終章 古典の活路―それでも古典を学ぶことには意義がある

出版社・メーカーコメント

一般社会通念としての「古典」とは、歴史という長い時間の中で、他者の視線に耐え抜いた書物を指すことが支配的なのである。そのことは十分に了解しつつ、ここでは、本来の古典には明確な基準があったことを述べておかねばならない。その基準とは何か?それは<前近代文明社会>においては、注釈や注釈書をもつ権威を有する書物が古典であったという明確な事実である。その点は、文明社会間の差異を超えて一切のぶれがない。第一章で挙げた書物群の中で注釈をもっていないものなど皆無なのである。(「第二章 古典的公共圏への先駆」より)

著者紹介

前田 雅之 (マエダ マサユキ)  
1954年、山口県生まれ。明星大学人文学部日本文化学科教授。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は古典学、中世文学、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)