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アートとフェミニズムは誰のもの?

光文社新書 1268

出版社名 光文社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-334-10014-8
4-334-10014-7
税込価格 1,078円
頁数・縦 268P 18cm

商品内容

要旨

もともと、「みんなのもの」になろうとするエネルギーを持っているアートとフェミニズム。現代社会では両者に対する理解の断絶が進んでいる。この状況に風穴を開けるには―。美学研究者による新しい試み。

目次

第1章 アートがわからない(そもそも、アートって何?
アートの入り口には境界線がある ほか)
第2章 フェミニズムもわからない(そもそも、フェミニズムって何?
ポロックとクラズナー―権威主義+男性至上主義 ほか)
第3章 アートをフェミニズムで読み解く(SNSでプチ炎上した有名企業のアートコラボ
「よそ者化」―ツールとしてのフェミニズムその1 ほか)
第4章 フェミニズムをアートで実践する(作品にこめられた「声」に耳をすます
現代におけるアートの重要な役割)
終章 アートとフェミニズムをみんなのものに(SNSで炎上「美術館女子」
進まない日本社会のアートへの理解
アー卜とフェミニズムは誰のもの
批判的に考える裕貴/差別的な構造を温存する読み方をしない)

著者紹介

村上 由鶴 (ムラカミ ユズ)  
1991年、埼玉県出身。日本大学藝術学部写真学科助手を経て東京工業大学環境・社会理工学院社会・人間科学コース博士後期課程在籍。日本写真芸術専門学校非常勤講師。公益財団法人東京都人権啓発センター非常勤専門員。写真やアート、ファッションイメージに関する執筆や展覧会の企画を行う。専門は写真の美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)