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入れ子細工の夜

光文社文庫 あ65−4

出版社名 光文社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-334-10576-1
4-334-10576-9
税込価格 880円
頁数・縦 348P 16cm

商品内容

要旨

作家と訪問者の息詰まる神経戦を発端に、読者の認知を極限まで揺さぶる「騙り」の大逆転劇。斯界の話題を独占した『透明人間は密室に潜む』から、奇天烈な発想領域は更に拡大!ハードボイルド、異常入試問題、二人劇、学生覆面プロレス―若きミステリ界の新星が限界いっぱいに投げ込む、奇想に満ちた進化形ミステリ短編集。

出版社・メーカーコメント

古書の街にあらわれた探偵。秘められた目的とは・・・・・・「危険な賭け〜私立探偵・若槻晴海〜」。本格ミステリが入試試験?! 禁断の”犯人当て入試”「二〇二一年度入試という題の推理小説」。創作に行き詰まったベテラン小説家と原稿が欲しい若手編集者。虚実綯い交ぜ、華麗なる二人劇開幕「入れ子細工の夜」。学生プロレスの覆面レスラーがコロナ禍にマスク着用で集まった「六人の激昂するマスクマン」。謎と論理に満ちた全四編。

著者紹介

阿津川 辰海 (アツカワ タツミ)  
1994年、東京都生まれ。東京大学卒。2017年『名探偵は嘘をつかない』が光文社の新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」の受賞作に選ばれ、デビュー。’20年『透明人間は密室に潜む』が『2021本格ミステリ・ベスト10』で国内1位に輝く。’23年、『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る(新鋭奮闘編)』で第23回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)