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臨場

光文社文庫 よ14-1

出版社名 光文社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-334-74303-1
4-334-74303-X
税込価格 836円
頁数・縦 354P 16cm

商品内容

要旨

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』―。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。

おすすめコメント

辛辣な物言いで一匹狼を貫く組織の異物、倉石義男。その死体に食らいつくような貪欲かつ鋭利な「検視眼」ゆえに、彼には‘終身検視官’なる異名が与えられていた。誰か一人が特別な発見を連発することなどありえない事件現場で、倉石の異質な「眼」が見抜くものとは・・・。組織と個人、職務と情。警察小説の圧倒的世界。

著者紹介

横山 秀夫 (ヨコヤマ ヒデオ)  
1957年、東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞記者に。’91年『ルパンの消息』がサントリーミステリー大賞佳作に。’98年『陰の季節』で第5回松本清張賞、2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)