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ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか

光文社古典新訳文庫 KBウ2-1

出版社名 光文社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-334-75307-8
4-334-75307-8
税込価格 1,188円
頁数・縦 372P 16cm

商品内容

要旨

武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信した。その懐の深さに心を打たれた彼は、やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つ…明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。

目次

第1章 異教
第2章 キリスト教との出会い
第3章 始めの教会
第4章 新しい教会と平信徒伝道
第5章 世の中へ―感傷的なキリスト教
第6章 キリスト教国の第一印象
第7章 キリスト教国にて―慈善家たちの中で
第8章 キリスト教国にて―ニューイングランドでの大学生活
第9章 キリスト教国にて―神学の概観
第10章 キリスト教国についての率直な印象―帰国

おすすめコメント

近代日本の黎明期に書かれた日本精神を理解する明治シリーズ第2弾。宗教哲学における代表作を平易な日本語で新訳する。

著者紹介

内村 鑑三 (ウチムラ カンゾウ)  
1861‐1930。思想家、ジャーナリスト、教育家。江戸・小石川で高崎藩士の家に生まれ、5歳頃から高崎で育つ。東京外国語学校から札幌農学校に入学。1877年、クラーク博士らお雇い外国人教師の強い影響下で、半強制的にキリスト教に入信。卒業後は公職につくが、1884年には私費で渡米し、アマースト大学、ハートフォード神学校に学ぶ。帰国後、各地で教鞭をとるが、1891年、第一高等中学校の教育勅語奉載式で天皇の署名への敬礼が不十分と非難される「(不敬事件)」。その後は、執筆活動に重点を置く。ジャーナリストとしても活躍し、日露戦争に反対する論考などを「萬朝報」に寄稿。明治後期以降は聖書研究や信者の交流促進に力を入れた
河野 純治 (コウノ ジュンジ)  
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)