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リヴァイアサン 2

光文社古典新訳文庫 KCホ1-2

出版社名 光文社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-334-75371-9
4-334-75371-X
税込価格 1,276円
頁数・縦 392P 16cm
シリーズ名 リヴァイアサン

商品内容

要旨

人間の性質そのものについて考察した第1部を受けて、第2部「国家について」では、なぜ、どのようにして国家が成立したのかが論じられる。また国家権力の絶対性について、主権者と臣民との関係、臣民の自由についても、公民法と刑罰の観点などからさまざまに考察される。

目次

第2部 国家について(国家の大義、生成、定義
「制定による主権者」の権利
体制による国家の種別と、主権の継承
父権的支配と専制的支配
臣民の自由について
国家に従属する集団、公的な集団、私的な集団
主権者に仕えて国政を代行する者
国家の栄養摂取および増殖
助言について
公民法について ほか)

おすすめコメント

社会契約による国家の形成を説明し、国家の絶対主権を理論づけた歴史的著作。第2部では国家の創設からその理由、定義が語られる。

著者紹介

ホッブズ,トマス (ホッブズ,トマス)   Hobbes,Thomas
1588‐1679。イングランドの哲学者・思想家。英国国教会牧師の次男として生まれる。幼い頃からラテン語とギリシア語を学び、オックスフォード大学に入学。卒業後はキャヴェンディッシュ男爵の長男の家庭教師となり、ヨーロッパ旅行に随伴、見聞を広めると同時に、古典に目を開いた。帰国後、国内の政情不安のなか1640年に出した『法の原理』が当時の議会派から厳しく非難され、同年末パリに亡命。約11年の滞在期間中の’51年に『リヴァイアサン』を刊行した。カトリック教会を厳しく弾劾したため危険を感じ、フランスを離れてイングランドに帰国することを決意。母国に戻った後も逆境のなか執筆活動を続けた
角田 安正 (ツノダ ヤスマサ)  
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)