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希望難民 ピースボートと「承認の共同体」幻想

光文社未来ライブラリー 0013

出版社名 光文社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-334-77063-1
4-334-77063-0
税込価格 990円
頁数・縦 342P 16cm

商品内容

要旨

「コミュニティ」や「居場所」は若者や生きづらい人を救う万能薬なのか。「世界平和」や「夢」を掲げたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大院生による社会学的調査・分析の報告。夢や希望を持ち乗り込んだはずの船内で繰り広げられる驚きの光景。それは日本社会のある部分を誇張した縮図であった。若者の「貧しさ」と「寂しさ」への処方箋として持ち上げられる「承認の共同体」の可能性と限界を探る。古市憲寿のデビュー作が文庫で登場。

目次

第1章 壊れた日本、希望は共同体?
第2章 旅の終焉と新しい団体旅行
第3章 ピースボートの秘密
第4章 自分探しの幽霊船に乗る若者たち
第5章 ルポ・ピースボート
第6章 あきらめの舟
第7章 だからあなたはあきらめて
解説、というか反論―本田由紀

出版社・メーカーコメント

「コミュニティ」や「居場所」は若者や生きづらい人を救う万能薬なのか。「世界平和」や「夢」を掲げたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大院生による社会学的調査・分析の報告。夢や希望を持ち乗り込んだはずの船内で繰り広げられる驚きの光景。それは日本社会のある部分を誇張した縮図であった。若者の「貧しさ」と「寂しさ」への処方箋として持ち上げられる「承認の共同体」の可能性と限界を探る。古市憲寿のデビュー作が文庫で登場。解説と反論、本田由紀。

著者紹介

古市 憲寿 (フルイチ ノリトシ)  
1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。2010年『希望難民ご一行様』(光文社新書)でデビュー。『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社+α文庫)で注目を集め、メディアでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)