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女は帯も謎もとく 連作ミステリー

光文社文庫 こ3-2

出版社名 光文社
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-334-77636-7
4-334-77636-1
税込価格 836円
頁数・縦 314P 16cm

商品内容

要旨

粋で艶やかな新橋芸者の“まり勇”は、ハードボイルドなどの海外ミステリーが大好き。少女時代はメイヴィス・セドリッツやハニー・ウエストのような女探偵を夢見ていた。忙しいお座敷の合間に起きるミステリアスな事件に胸を躍らせ、恋しい刑事と謎を推理。聖ルカ病院、魚市場、歌舞伎座に本願寺―なんでも一級品の揃う築地を舞台にした都会派連作ミステリー!

おすすめコメント

置屋「分梶村」の芸者まり勇は自称「ミステリ芸者」。彼女がが出会った五つの事件を描いた連作短編集。

著者紹介

小泉 喜美子 (コイズミ キミコ)  
1934年東京築地生まれ。都立三田高校卒業後、英字新聞ジャパンタイムズ社に勤務。’59年「我が盲目の君(のちに「夜のジャスミン」と改題)」がエラリイ・クイーンズ・ミステリマガジン誌の第一回短編コンテストに入選。’63年に長編第一作の『弁護側の証人』(文藝春秋)を発表。その後、10年のブランクを経て、’73年に『ダイナマイト円舞曲』(光文社カッパ・ノベルス)で文壇にカムバックする。海外ミステリーと歌舞伎に精通し、東京下町っ子らしい歯切れの良い文体で、小説同様、評論、エッセイも数多く、翻訳者としても著名。’85年に51歳で急逝したが、その作品はリバイバルされ、新たなファンを拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)