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家族のゆくえ

光文社知恵の森文庫 aよ4−2

出版社名 光文社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-334-78607-6
4-334-78607-3
税込価格 692円
頁数・縦 230P 16cm

商品内容

要旨

著者は太宰治の「家族の幸福は諸悪のもと」という言葉に感銘を受け、こだわってきた。脆くて、しかし大切な“人生最大のドラマ”である家族とどう向き合い、いかに維持していけばよいのか。子育ての勘どころとは?夫婦のあり方とは?老いとは何か?晩年の著者が、自らの体験をふまえつつ、混迷を深め複雑化する現代家族の問題に挑む。

目次

序章 家族論の場所
第1章 母と子の親和力―乳幼児期
第2章 「遊び」が生活のすべてである―少年少女期
第3章 性の情操が入ってくる―前思春期・思春期
第4章 変容する男女関係―成人期
第5章 老いとは何か―老年期
補註 対幻想論

著者紹介

吉本 隆明 (ヨシモト タカアキ)  
1924年、東京月島生まれ。東京工業大学卒。詩人として出発し、’54年『転移のための十篇』で荒地詩人賞を受賞。その後、文学者の戦争責任論・転向論で論壇に登場。思索・言論活動を幅広く展開し、日本の戦後思想に大きな影響を与えた。2003年『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞を、『吉本隆明全詩集』で藤村記念歴程賞を受賞。2012年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)