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グローバル化と憲法 超国家的法秩序との緊張と調整

憲法研究叢書

出版社名 弘文堂
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-335-30335-7
4-335-30335-1
税込価格 6,380円
頁数・縦 496P 22cm

商品内容

要旨

国際法学とのあいだに橋を架け、グローバル化時代の憲法学を拓く。グローバルな法規範の絶え間ない流入によって国内法秩序の民主的正統性がゆらぐ「民主主義の赤字」に対し、グローバルな法規範への国内議会関与、および国内裁判所によるグローバルな法規範の適用に関するドイツ・アメリカの議論を丹念に跡付けることで憲法学からの応答を試みる。新時代の礎となる、本格的研究。

目次

第1部 グローバル化時代における国内議会(我が国における条約承認をめぐる議論
ドイツにおける議会関与論
アメリカにおける議会関与論
ドイツ・アメリカの議会関与論の比較と我が国におけるその展望)
第2部 グローバル化時代における国内裁判所(問題の所在―国内裁判所のプレゼンス
我が国における国際法の国内適用
アメリカにおける国際法の国内適用
ドイツ連邦共和国基本法における国際法親和性原則
アメリカ・ドイツにおける国際法の国内適用論の比較と日本国憲法98条2項の意義と再考
国境を越える裁判所の「対話」と民主主義)

著者紹介

山田 哲史 (ヤマダ サトシ)  
1984年愛知県生まれ。2007年京都大学法学部卒業。2009年京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了。2012年京都大学大学院法学研究科法政理論専攻修了。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科・法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)