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狂人の太鼓

出版社名 国書刊行会
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-336-04455-6
4-336-04455-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 1冊 21cm

商品内容

要旨

奴隷商人の父親がアフリカから持ち帰った太鼓は、一家に何をもたらしたのか。父の教えを守り、書物に埋もれた学究生活を続ける男とその家族を次々に見舞う恐るべき死と災厄。グロテスクな想像力にあふれた120枚の木版画で語られるこの「小説」には、文字が一切存在しない。読者は絵を1枚ずつ丹念に読み解くことによって、“知”に憑かれた主人公に下された過酷な運命を、ひとつひとつ辿っていくことになる。強烈な明暗対比と鋭い描線で読書界に衝撃を与えた特異な天才画家ウォードの“文字のない小説”。

出版社
商品紹介

奴隷商人がアフリカから持ち帰った太鼓は何をもたらしたのか。120点のグロテスクな想像力にあふれた木版画でつづる文字のない物語。

著者紹介

ウォード,リンド (ウォード,リンド)   Ward,Lynd
アメリカの画家・版画家。1905年、シカゴに生まれる。コロンビア大学を卒業後、ドイツへ渡り、グラフィックの技法を学び帰国。『誰がために鐘は鳴る』『レ・ミゼラブル』『フランケンシュタイン』など、限定本の挿絵を制作する一方、『神の僕』(1929)や『狂人の太鼓』(1930)など、木版画のみでストーリーを構成する「文字のない小説」を発表。大きな反響を呼び、アメリカにおける木版画の主導的作家となる。1985年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)