• 本

たゆたえども沈まず

出版社名 幻冬舎
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-344-03194-4
4-344-03194-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 408P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 19世紀末、パリ。
    浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。
    日本に憧れ、自分だけの表現を追い求める天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと孤高の画家たる兄を支えたテオ。
    四人の魂が共鳴したとき、〈世界を変える一枚〉を生んだ。

    ゴッホが日本人画商と浮世絵から得たこと、そして林忠正と重吉が西洋画家とその弟・画商から感じたこととは。
    4人が揃って初めて誕生した作品、それはみんなが知っている一枚です。

    (2018年1月6日)

商品内容

要旨

19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた―。原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。ここに誕生!

おすすめコメント

誰も知らない、ゴッホの真実。   天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。 二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。   1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による アート小説の最高傑作、誕生!

著者紹介

原田 マハ (ハラダ マハ)  
1962年東京生まれ。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し、作家デビュー。12年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は第25回山本周五郎賞、第5回R・40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。16年『暗幕のゲルニカ』が第9回R・40本屋さん大賞、17年『リーチ先生』が第36回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)