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渡部先生、日本人にとって天皇はどういう存在ですか?

出版社名 幻冬舎
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-344-03200-2
4-344-03200-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

日独“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法を語る。同時収録:フォルカー・シュタンツェル「時を超えて二十一世紀の天皇」。

目次

第1部 渡部昇一フォルカー・シュタンツェル対談(日本には神話の力が生きている
世界に例のない万世一系の存在
天皇の力は俗世の権力とは別次元
歴史の転換点で果たされる天皇の役割
新しい時代の天皇の在位・退位の考え方)
第2部 時を超えて―二十一世紀の天皇(フォルカー・シュタンツェル)(天皇とトーテム
政治概念としての「天皇」
国家神道を支える天皇
魔術的力の喪失―「人間」性の回復に向けて
民主主義の象徴か、日本例外主義の象徴か ほか)

おすすめコメント

「天皇はカミなんです」(渡部) 「王室と近い存在でしょう」(シュタンツェル) 日独“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法を語る 〈同時収録 フォルカー・シュタンツェル『時を超えて 二十一世紀の天皇』 〉   保守派の論客として知られる英文学者・渡部昇一氏と、 前駐日ドイツ大使で、日本の文化や政治をよく知るフォルカー・シュタンツェル氏。 日独の“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法について 白熱した議論をかわす! 2017年4月に亡くなった渡部氏、最晩年の対談。   「退位できないとするならば、天皇の人権はどうなるのでしょうか」(シュタンツェル) 「天皇に人権なんて言っちゃいけない。天皇はカミなんです」(渡部)   「退位は時代の要請であり、その立場にある方の希望に沿う形で 答えが出されることが最良では」(シュタンツェル) 「それは100年後、200年後に日本に内乱を起こす元になる考えです」(渡部)   また、第2部ではシュタンツェル氏がドイツ人向けに書いた 天皇に関する論考を翻訳して収録。 日本をよく知る外国人の立場から、天皇制について鋭い分析と今後の予測を展開。 これからの天皇制のあり方について考える一助となる一冊。

著者紹介

渡部 昇一 (ワタナベ ショウイチ)  
1930年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c.(1994)。上智大学教授を経て、同大学名誉教授。その間、フルブライト教授としてアメリカの4州6大学で講義。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、幅広く執筆。76年第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。85年第1回正論大賞受賞。2017年4月逝去
シュタンツェル,フォルカー (シュタンツェル,フォルカー)   Stanzel,Volker
1948年、ドイツ・クロンベルク(フランクフルト近郊)生まれ。フランクフルト大学で日本学、中国学、政治学を専攻。72〜75年京都大学留学。80年ケルン大学にて哲学博士号取得。79年ドイツ外務省入省。82〜85年在日ドイツ大使館勤務。駐中国大使、本省政務総局長などを経て2009年12月〜13年10月駐日ドイツ大使。退官後は、米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校、ベルリン自由大学や獨協大学にて教鞭を執る。合気道二段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)