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夜の大人、朝の子ども

出版社名 幻冬舎
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-344-03950-6
4-344-03950-5
税込価格 1,320円
頁数・縦 196P 19cm

商品内容

要旨

夫と別れ、息子の親権を手放し、ひとり暮らしをするゆい。彼女が眠る度に見る夢は、無邪気でいられた小学生の頃。転校した親友、好きな本を見つけてくれた先生、意地悪なのに気になっていたクラスメイト…。子どものわたしが、大人のわたしに勇気と自由をくれる。朝の純真さを忘れ、切ない夜に自分を閉じ込めていた女性の成長を描く感動作。

出版社・メーカーコメント

大人でいることにひと息つきたくなったら読んでほしい。愛しい思い出がくれたのは、未来の希望でした。朝の純真さを忘れ、切ない夜に自分を閉じ込めていた女性の成長を描く感動作。今日マチ子さんの漫画「夜の大人、朝の子ども」の1ページ目は、土曜日の家族連れは大きな花束みたいだ から始まります。離婚して、息子の親権を夫に渡し、ひとり暮らしをするゆいにとって、休日に見かける家族の姿はとてもまぶしく見えるからです。うっすらとした不安や焦りを抱える彼女にとって、「無邪気でいられた子どもに戻りたい」という願いは浮かんでは消えますが、夜見る夢の中で叶います。引っ越してから音信不通だった親友、寂しいときに大切な1冊を教えてくれた図書館司書の先生、意地悪をされてもどこか嫌いになれなかったクラスメイト……。あたたかい子ども時代に、大人になって感じた傷を癒されて過ごしていくうちに、また夢の中で願うのです。「はやく大人になりたい」と。子どもの頃の思い出が、大人のわたしに勇気と自由をくれる全12話の漫画です。

著者紹介

今日 マチ子 (キョウ マチコ)  
東京都出身。東京藝術大学美術学部、セツ・モードセミナー卒業。2004年から自身のブログで毎日連載していた1ページマンガ「センネン画報」で注目される。2006年と2007年に2年連続で同作が、2010年に『cocoon』、2013年に『アノネ、』が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出される。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で第44回日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)