絶望ノート
幻冬舎文庫 う−13−1
出版社名 | 幻冬舎 |
---|---|
出版年月 | 2012年8月 |
ISBNコード |
978-4-344-41898-1
(4-344-41898-0) |
税込価格 | 922円 |
頁数・縦 | 647P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
-
おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
さすがとしか言いようがない。600ページ超のボリュームを一気に読ませる力量、ラスト120ページからの驚愕の答え合わせ。まさか、まさかの連続。それ程関係ないと思っていた人達も突然当事者になったわけではなく、ちゃんと伏線が張られている。中学2年、イジメ、その苦しみ、恨みを絶望ノートに綴る。家族がイジメにあっていると知ったらあなたはどうしますか?人を殺せますか?その想いすらも吹っ飛ばす終盤のどんでん返し。まさかノートが、ノートが、ノートが…歌野晶午といえば「葉桜の季節に君を想うということ」の驚愕のラスト。この強烈なラストを常に期待される苦しみ、その呪縛からの解放。最初から最後まで巧い。
(2012年9月29日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。次々、神に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を取り調べたが、殺しは続いた。 |
---|