木下恵介とその兄弟たち
出版社名 | 幻冬舎メディアコンサルティング |
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出版年月 | 2022年12月 |
ISBNコード |
978-4-344-94215-8
(4-344-94215-9) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 251P 20cm |
商品内容
要旨 |
黒澤明とともに日本映画の両雄と呼ばれ、「二十四の瞳」「楢山節考」など、家族や兄弟をテーマに多くの名作を残した映画監督が生まれた背景とは―。残された貴重な手紙や写真とともに、家族しか知り得ない生身の姿を記す。 |
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目次 |
第1部(祖父母(周吉とたま)―尾張屋のはじまり |
出版社・メーカーコメント
昭和の巨匠 映画監督・木下恵介の知られざる人間像を知る。 【木下恵介生誕110周年】黒澤明とともに日本映画の両雄と呼ばれ、「二十四の瞳」「楢山節考」など、家族や兄弟をテーマに多くの名作を残した映画監督が生まれた背景とは――。残された貴重な手紙や写真とともに、家族しか知り得ない生身の姿を養女である著者が記す。 「手元には、私が辻堂の恵介の所にいた四歳くらいから書いていたA5サイズのノートが六冊ある。それに加えて、六年前に亡くなった八郎が遺したたくさんの手紙や写真もある。今こうして一つ一つ紐解いていくと、恵介やその兄弟たちを立派に育てた祖父母の生き方を通した、木下家の「心」を知ることができる。手紙も写真も、このまま私と一緒に葬り去ることなどできない。恵介や他の兄弟たちのことを書き残すことは、私に与えられた使命ではないかという思いに駆られてペンを執った。」(「はじめに」より) ・木下家の家系図・はじめに〈第一部〉 ・祖父母(周吉とたま)――尾張屋のはじまり・長男 寛一郎――一家の長として・次男 政二――実父への思い・三男 敏三――祖父母に寄り添った男・五男 忠司――素晴らしき音楽家・六男 八郎――親愛なる我が父・長女 作代――木下家待望の女子・次女 芳子――堅実な脚本家、木下家の末子・筆者の母 房子――昭和を生き抜いた強き女・兄 武則――運命に翻弄された男〈第二部〉 ・映画『はじまりのみち』から・四男 正吉 ── 映画に魅せられた少年・蒲田から辻堂へ――松竹入社、監督としての出発・初めての外遊――パリからの手紙・戦争と恵介――根底にあったもの・恵介と女性――映画で描いた女性と、現身の女・恵介と養子――養子の意味するところ・信念と挑戦――映画にかけた人生、辻堂から狸穴へ・人間、そして家族愛――孤高に生きた木下家の星 ・おわりに・恵介の経歴と映画系譜