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快楽なくして何が人生

幻冬舎新書 た−2−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-344-98010-5
4-344-98010-7
税込価格 792円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

真面目くさって一生懸命働いたって、この世は夢のようなものだ、遊べ、遊べ―快楽の追求こそ人間の本性にかなった生き方なのだから。だが、自分がこれまでに得た快楽は、はたして本物だったのか?男にとって本物の女とは何か?そしてセックスとは?末期の腎不全を患いながらも、唯一の延命策である人工透析を拒否するSM文豪・団鬼六が、破滅的快楽の境地へと向かう!死を目前にして、人生の価値を問い直す、現代社会への痛切なメッセージ。

目次

第1章 透析拒否
第2章 快楽教団の構想
第3章 怠惰・放蕩は遺伝
第4章 変質者第一号
第5章 女性の純潔と魔性
第6章 不倫天国と愛人論
第7章 放蕩人生
第8章 転落もまた楽しからずや
第9章 三年周期
第10章 堕落の美学

おすすめコメント

自分がこれほどまでに得た快楽とは、果たして本物だったのだろうか?真の快楽とは、堕落の果てにしかあり得ない。人間はどこまで堕落を極めることができるだろうか。末期の腎不全を患いながらも、唯一の延命策である人工透析を拒否してまで、堕落の境地へと向かう、団鬼六の美学!

著者紹介

団 鬼六 (ダン オニロク)  
1931年滋賀県彦根市生まれ。関西学院大学法学部卒業。57年文藝春秋オール新人杯に入選。六〇年代「綺譚クラブ」連載の『花と蛇』が人気を博し、官能小説の第一人者となる。69年、ピンク映画製作「鬼プロ」を設立、女優・谷ナオミを見出す。89年断筆宣言をするが、95年に『真剣師 小池重明』で復活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)