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アウトサイダー・アート入門

幻冬舎新書 さ−13−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-344-98375-5
4-344-98375-0
税込価格 1,078円
頁数・縦 339P 18cm

商品内容

要旨

アウトサイダー・アートとは、障害者や犯罪者、幻視者など正規の美術教育を受けない作り手が、自己流に表現した作品群。40年間、小さなアパートで空想の戦争物語を挿し絵とともに描き続けたヘンリー・ダーガー。手押しの一輪車を心の支えに33年間、石を運び、自分の庭に理想宮を作り上げたフェルディナン・シュヴァル。12歳で入った養護施設で貼り絵と出会った山下清。彼らに通底するのは社会からの断絶によって培われた非常識な表現手法。逸脱者だからこそ真の意味で芸術家たりえた者たちの根源に迫る。

目次

序章 誰がアウトサイダーなのか(静かで大きな波
外道としてのアウトサイダー ほか)
第1章 老人たちの内なる城(フェルディナン・シュヴァル
サイモン・ロディア ほか)
第2章 極限に置かれた者たち(渡辺金蔵
三松正夫 ほか)
第3章 権威からの逸脱(ルイーズ・ブルジョワ
ジャン=ピエール・レイノー ほか)
終章 アウトサイダー・アートの真実(山下清と八幡学園の子どもたち)

おすすめコメント

「アウトサイダー・アート」とは、障害者や犯罪者、幻視者など正規の美術教育を受けない作り手が、自己流に表現した作品群。40年間、小さなアパートで空想の戦争物語を挿絵とともに描き続けたヘンリー・ダーガー。手押しの一輪車を心の支えに33年間、石を運び、自分の庭に理想宮を作り上げたフェルディナン・シュヴァル。12歳で入った養護施設でちぎり絵と出会った山下清。彼らに通底するのは社会からの断絶によって培われた非常識な表現手法。逸脱者だからこそ真の意味で芸術家たりえた者たちの根源に迫る。

著者紹介

椹木 野衣 (サワラギ ノイ)  
1962年埼玉県生まれ。美術評論家。多摩美術大学美術学部教授。同大学芸術人類学研究所所員。同志社大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)