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世界はこのままイスラーム化するのか

幻冬舎新書 し-5-9

出版社名 幻冬舎
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-344-98396-0
4-344-98396-3
税込価格 858円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。比較宗教学の島田裕巳が、世界屈指のイスラーム学者かつムスリムの中田考と激論。日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。

目次

序章 イスラーム化する世界のなかで(ニュースを消費しては忘れ…を繰り返してきた日本
ムスリムでもあり研究者でもある中田氏)
第1章 イスラームの基本(イスラーム教とユダヤ教、キリスト教の関係
預言者ムハンマド ほか)
第2章 イスラームは危険な宗教なのか(イスラーム法はゆるい?
時代に制約されない「法」 ほか)
第3章 なぜカリフ制が重要なのか(カリフ制不在の九〇年
「アラブの春」の功罪 ほか)
第4章 イスラームは気前がいい(ケチはイスラームの恥
アッラーは商売の言葉で啓示を与えた ほか)

おすすめコメント

移民、難民、驚異の人口増加率で2030年世界1位になぜイスラーム教徒だけが増え続けるのか? 近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。比較宗教学の島田裕巳が、日本屈指のイスラーム学者でかつムスリムの中田考と激論。日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。

著者紹介

島田 裕巳 (シマダ ヒロミ)  
1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任
中田 考 (ナカタ コウ)  
同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フェロー。ムスリム名「ハサン」。1960年生まれ。灘中学校、灘高等学校卒業。東京大学文学部イスラム学科の一期生。東大大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)