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ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体

幻冬舎新書 お−22−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-344-98407-3
4-344-98407-2
税込価格 880円
頁数・縦 202P 18cm

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要旨

日本の小学生から高校生までの「学習」において、「塾」の存在は大きい。東京大学(東大)をはじめとする難関大学をめざす学力上位層も例外ではない。今、エリート予備軍である彼ら彼女らの多数が通うのが「サピックス小学部」と「鉄緑会」だ。サピックスで中学受験対策をして東大合格者ランキング上位を占める「名門校」に入学、そしてそうした名門校を「指定校」として優先入塾させる鉄緑会で、中高一貫の6年間大学受験対策をして難関大学に合格する「王道」ができているのだという。本書は、この二つの塾や「名門校」などの取材を通して、こうした日本特有の「塾歴社会」の実態を明らかにし、日本の教育、そして日本社会に対し問題提起を行っている。著者は育児・教育を専門とするジャーナリスト。自身も「名門校」である麻布中学・高校の出身であり、私立小学校での教員経験もある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年03月04日]

商品内容

要旨

開成、筑波大学附属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、それら名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理3の合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この2つの塾が日本の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言をもとに、サピックスひとり勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす光と闇を詳らかにする。

目次

第1章 サピックス〜鉄緑会という王道(中学受験を終えても塾通いは続く
筑駒合格者の7割以上はサピックス出身 ほか)
第2章 サピックス「ひとり勝ち」の理由(TAPから分裂してサピックスが誕生
サピックスを代ゼミが買収 ほか)
第3章 鉄緑会という秘密結社(開成や桜蔭の躍進の陰に鉄緑会あり!?
人気進学校を査定して「指定校」を決める ほか)
第4章 塾歴社会の光と闇(山篭もりして受験勉強
受験もプロに頼る時代 ほか)
付録 鉄緑会出身東大医学部現役生・覆面座談会

おすすめコメント

開成、筑波大付属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、その名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理Vの合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この二つの塾がこの国の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言を元に、サピックス一人勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす、その光と闇を詳らかにする。

出版社・メーカーコメント

"開成、筑波大付属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、その名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理IIIの合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この二つの塾がこの国の“頭脳""を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言を元に、サピックス一人勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす、その光と闇を詳らかにする。"

著者紹介

おおた としまさ (オオタ トシマサ)  
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ、麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立。育児・教育に関する執筆・講演活動を行う。各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許を持ち、私立小学校での教員経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)