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恋文

出版社名 主婦と生活社
出版年月 2003年5月
ISBNコード 978-4-391-12800-0
4-391-12800-4
税込価格 1,430円
頁数・縦 150P 20cm

商品内容

目次

春―追いかけてゆく風
夏―線香花火
秋―愛の消印
冬―夢の中

おすすめコメント

あるパーティーで出逢った男と女。男には家庭があり、また男の仕事場と女の家が近いことから、女の家の庭にある桂の木をポスト代わりにした手紙のやりとりがはじまった・・・。荒木とよひさ・俵万智が描く、切なくも淡い大人の恋愛物語。

内容抜粋

本書オビより

この「秘め事」は生涯を賭けた愛の消印。もし、もっと早く出会えていたら。もし、あなたに子どもがいなかったら。もし、もし、もし・・・。でも結局、そんな「もし」たちからは、何も生まれてきません。というより、なんだか自分が、どんどんイヤな女になるだけのような気さえしました。そしてある日、私は最後の「もし」を心に浮かべ、そしてそれ以来「もし」はやめにしました。その最後の「もし」は、「もし、あなたと出会っていなかったら・・・」です。「人生が二度あれば・・・」もしそうであったとしても、多分ボクはアパートへ帰り、同じ道を歩くと思います。そしてひとつだけ違うことをするとしたら、君とめぐり逢うために、君が歩いてくるのを待つために、ひっそりとしたベンチに腰掛けて過ぎて行く時を見送り、君の姿を探すでしょう。いつか君は言ったね。「それでも、ふたりは逢えたのだから・・・」今、君の声が耳から離れません。

著者紹介

荒木 とよひさ (アラキ トヨヒサ)  
作詞家。デビュー作『四季の歌』をはじめ、『哀しみ本線日本海』、『つぐない』、『時の流れに身をまかせ』、『恋唄綴り』等ヒット曲多数。現在までに2000曲以上を作詞。近年はその他に、イメージング・社歌・校歌・音楽企画プロデュース・ラジオパーソナリティー・講演・ライブ活動・ナレーション・エッセイなど多方面で活躍中。また現在映画製作にも取り組んでいる
俵 万智 (タワラ マチ)  
歌人。1986年、『八月の朝』で第32回角川短歌賞受賞。1987年、第一歌集『サラダ記念日』(河出書房新社刊)を上梓、260万部を超えるベストセラーになる。同書で現代歌人協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)