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根をもつこと 新装版

出版社名 春秋社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-393-32552-0
4-393-32552-4
税込価格 2,750円
頁数・縦 402,4P 20cm
シリーズ名 根をもつこと

商品内容

目次

第1部 魂の要求するもの(秩序
自由
服従
平等
階級制
名誉
刑罰
言論の自由
安全
危険
私有財産
共有財産
真実)
第2部 根こぎ(労働者の根こぎ
農民の根こぎ
根こぎと国民)
第3部 根をもつこと

出版社・メーカーコメント

第一次大戦と第二次大戦の戦間期の混乱のなかで、心身を消耗させながら、ロンドンの亡命先から開放後の祖国フランスの未来の構想を思索したヴェーユの最後の著作。近代化をつうじて、故郷を喪失してしまったものが、世界との絆をいかにして再生できるかをとうた、渾身の一冊。工場労働を八ヶ月経験したシモーヌ・ヴェーユが、その経験をもとにして、労働者のおかれている状況をあつく語る。

著者紹介

ヴェーユ,シモーヌ (ヴェーユ,シモーヌ)   Weil,Simone
1909年生まれ。フランスの思想家。リセ時代アランの教えをうけ、哲学の教職についたが、労働運動に深い関心を寄せ、工場に女工として入り8ヶ月の工場生活を体験。36年スペイン内戦では人民戦線派義勇軍に応募。40年独仏戦のフランスの敗北で、ユダヤ人であるためパリを脱出。その頃キリスト教的神秘主義思想を深める。42年アメリカに亡命、自由フランス軍に加わるためロンドンに渡るが、病に倒れ、43年衰弱死する。彼女の生涯と遺作は、不朽の思想として世界の文学者、思想家に深い感銘と影響を与えた
山崎 庸一郎 (ヤマザキ ヨウイチロウ)  
1929年生まれ。学習院大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)