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17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義

17歳のための

出版社名 春秋社
出版年月 2006年12月
ISBNコード 978-4-393-33265-8
4-393-33265-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 363P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 知の連鎖。湧き出す好奇心の泉。源泉ここにあり。

    松丸本舗を見たときに、「あ〜、正剛さんの脳みそってこうなってるんだぁ」と感心した。本書では宗教、哲学、科学、文学、幅広い切り口で、世界と日本の文化について語られている。ホメロスの『イーリアス』『オデュッセイア』とジョージ・ルーカスの「スターウォーズ」を比較し、同じ構造であることを示したりして、本当にわかりやすい。本書のテーマを紡ぐ素材について、より深く知りたいという気持ちが心の底から湧きあがってくる。好奇心旺盛だった17 歳に戻ってやり直したい(笑)気持ちで、本書を手にした。私のような“ 大人”の処方薬としておすすめする。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月13日)

商品内容

目次

第1講 人間と文化の大事な関係(「関係」は変化しやすい
「編集」とは何か ほか)
第2講 物語のしくみ・宗教のしくみ(物語と言語
語り部の記憶 ほか)
第3講 キリスト教の神の謎(生と死の問題
イエス・キリストとは何か…謎・その1 ほか)
第4講 日本について考えてみよう(日本らしさとは何か―「コード」と「モード」
日本の神話に戻ってみる ほか)
第5講 ヨーロッパと日本をつなげる(「異教の知」―ルネサンスの幕開け
神秘のヘルメス思想 ほか)

出版社
商品紹介

世界の文化・宗教・思想をクロニクルにまとめ、日本文化の独自性を明らかにする。流れるように頭に入る、人間と文化の教科書。

おすすめコメント

日本の文化とは編集の文化である。社会がグローバル化し、また細分化するなか、「世界」とどうつながるか、を考えていくことが必須の時代になってきている。本書は、世界の文化の流れと日本の文化の流れをクロニクルに一つにまとめあげていく、文化の編集作業の結晶である。感覚・物語・宗教・建築・思想、網目のように入り組んだ世界の文化と日本の文化の関係を、分かり易く解きほぐす講義形式で全5章に整理。

著者紹介

松岡 正剛 (マツオカ セイゴウ)  
1944年、京都生まれ。早稲田大学出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に多数携わる。日本文化研究の第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)