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もどろき・イカロスの森 ふたつの旅の話

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-394-19020-2
4-394-19020-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 311P 20cm

商品内容

要旨

この世界は、いったい、どこまで続いているのか。私は、その輪郭を、確かめてみたかっただけなのだ。親子三代の人生と記憶、土地の歴史が重ねられる京都を舞台とした「もどろき」、十代の旅の思い出と、北サハリンで出会った人々との交流を描く「イカロスの森」。芥川賞候補にもなった二つの「旅」をめぐる作品と、初の書籍掲載となる小説「犬の耳」、書き下ろしの解説を所収。

出版社・メーカーコメント

京都を舞台に親子三代の歴史が重なる「もどろき」、北サハリンで出会った男女との交流を描いた「イカロスの森」。2000年代初頭に書き、芥川賞候補にもなった二つの小説に、初書籍掲載となる「犬の耳」(旧題「新世紀」)、著者自身による書下ろし解説を加えて復刊。

著者紹介

黒川 創 (クロカワ ソウ)  
1961年京都市生まれ。作家。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年『かもめの日』で読売文学賞。13年刊『国境「完全版」』で伊藤整文学賞(評論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞、18年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)