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帝国議会と日本人 なぜ、戦争を止められなかったのか

祥伝社新書 472

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-396-11472-5
4-396-11472-9
税込価格 924円
頁数・縦 310P 18cm

商品内容

要旨

一八九〇(明治二十三)年から一九四七(昭和二十二)年まで、全92会期が開かれた帝国議会。そのなかから歴史的事件・事象を抽出、何が話し合われ、どのように決まったかを探ったのが本書である。

目次

第1章 帝国議会誕生
第2章 政党政治と内外の問題
第3章 恐慌とテロの時代
第4章 戦争と帝国議会
第5章 新憲法と閉会
結び―現代への教訓

出版社・メーカーコメント

戦前と戦後の奇妙なまでの符合、日本はどこに向かうのか―――― 憲法改正、海外派兵、金融危機、震災、汚職…… 浜田国松(はまだくにまつ)議員 ……軍部の人々は大体(だいたい)においてわが国政治の推進力はわれらにあり、……という慨(がい)[気概]を持っておらるるということは事実である。……五・一五事件しかり、二・二六事件しかり、……この独裁思想、軍部の推進的思想というものが、総(すべ)て近年の政治の動揺の本(もと)になる。…… ……陸相寺内(てらうち)君は、浜田の演説中軍部を侮辱するの言辞(げんじ)があるということを仰(おお)せられた。どこが侮辱しておる。(拍手)……いやしくも国民代表者の私が、国家の名誉ある軍隊を侮辱したという喧嘩(けんか)を吹掛(ふっか)けられて後(あと)へは退(ひ)けませぬ。(拍手)……事実を挙げなさい。…… 寺内寿一(ひさいち)陸軍大臣 私はただ今浜田君が言われたようなことを申してはおりませぬ。速記録をよくご覧くださいまし。(発言する者多し) 浜田議員 ……速記録を調べて僕が軍隊を侮辱した言葉があったら割腹(かっぷく)して君に謝(しゃ)する。(「ヒヤヒヤ」拍手)なかったら君割腹せよ。(拍手) 1937(昭和12)年1月21日、第70回衆議院本会議にて ■やはり、歴史は繰(く)り返されるのか 1890(明治23)年から1947(昭和22)年まで、全92会期が開かれた帝国議会。そのなかから歴史的事件・事象を抽出、何が話し合われ、どのように決まったかを探ったのが本書である。憲法改正、海外派兵、金融危機、震災、汚職……帝国議会(戦前)と国会(戦後)では、驚くほどの一致を見せる。大局観や識見(しきけん)を有(ゆう)した首相の言葉、命がけの議員の演説、躍動した論議は今も輝きを放つ。帝国議会が戦争を止められなかったこと、その際の攻防は、安全保障問題に揺れる現在の日本に「教訓」を与えてくれるだろう。

著者紹介

小島 英俊 (コジマ ヒデトシ)  
歴史研究家。1939年、東京都生まれ。1964年、東京大学法学部政治学科卒業、三菱商事入社。化学品部門で国内外に勤務後、1998年に退職。食品関係の(株)セ・デ・ベ・ジャポンを設立、代表取締役を務めた。2005年より近代史、鉄道史、交通史の執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)