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世界史のミカタ

祥伝社新書 588

出版社名 祥伝社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-396-11588-3
4-396-11588-1
税込価格 968円
頁数・縦 290P 18cm

商品内容

要旨

これまでにない世界史―。その突破口は、中央アジアに蟠踞した遊牧民への視座である。いわく「西のローマ帝国、東の漢帝国を崩壊させる決定的な原動力になったのは、遊牧民たちの動き」であり、「中世には、どちらでも擬似古代国家が再建された」。この見方は、教科書はもちろん、大きな地域史とも言える東洋史、西洋史にはできない。以下、古代から現代までを通観。立ち現われたのは、まったく新しい「世界史のミカタ」である。これこそ、複雑な現代世界を読み解く武器となる。碩学で知られる、両著者自身が知的興奮を味わった、白熱対談へようこそ!

目次

第1章 神話の共通性
第2章 世界史を変えた遊牧民
第3章 宗教誕生と、イスラム世界の増殖
第4章 中華帝国の本質
第5章 ヨーロッパの二段階拡大
第6章 明治維新とフランス革命の類似性
第7章 システムとしての帝国主義
第8章 第一次世界大戦のインパクト
第9章 今も残るファシズムの亡霊
第10章 社会主義は敗北したか
第11章 国民国家の次に来るもの

著者紹介

井上 章一 (イノウエ ショウイチ)  
国際日本文化研究センター教授。1955年京都府生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手を経て、現職。専門は建築史、意匠論。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞を受賞
佐藤 賢一 (サトウ ケンイチ)  
小説家。1968年山形県生まれ。山形大学教育学部卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1993年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞、1999年『王妃の離婚』で第121回直木賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)