映画じゃない日々
祥伝社文庫 か25-1
出版社名 | 祥伝社 |
---|---|
出版年月 | 2012年10月 |
ISBNコード |
978-4-396-33794-0
(4-396-33794-9) |
税込価格 | 586円 |
頁数・縦 | 243P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
-
おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
8人の女性がそれぞれ同じ日の同じ映画館で同じ映画を観る。「かすかな光、ゆるやかな再生/きっと何度も生まれることができる」というコピーがついた映画を。それほどよい映画ではないらしく観たからといって彼女たちの考えや生活は変わってはいない。その後、映画ではない日常で人と逢い、話を聴いたり、声を掛けられたり特別でも何でもないささやかやことでここにいてもいいんだ思えるようになる。前に進みたいときはその後押しを、後ろに倒れそうなときはその支えになりやさしく背を押してもらえそうな気がする物語。
(2012年11月3日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
「あんな男といたら不幸になるよ」この台詞があたしに突き刺さったのは、基樹と離れられない自分と重なったから。彼は浮気をしている。別れなきゃと言い聞かせても、今はやっぱり一緒にいたい…(『彼女じゃないあたし』)。映画を通して、戸惑い、嫉妬、希望―不器用に揺れ動く感情を綴った8つの物語。それぞれに短歌を添えて贈る切ない小説集。 |
---|
おすすめコメント
『ハニー・ビター・ハニー』でブレイクを果たした歌人、加藤千恵の恋愛短編小説集が、雑誌連載からいきなり文庫化!
出版社・メーカーコメント
文庫オリジナルで登場 どんなにささやかで見失いそうになっても、わたしがここにいる理由はちゃんとあるんだ。恋愛、仕事、人間関係…上手くいかない時、そっと寄り添ってくれる等身大の小説集 「あんな男といたら不幸になるよ」この台詞(せりふ)があたしに突き刺さったのは、基樹(もとき)と離れられない自分と重なったから。彼は浮気をしている。別れなきゃと言い聞かせても、今はやっぱり一緒にいたい……(「彼女じゃないあたし」) 映画を通して、戸惑(とまど)い、嫉妬(しっと)、希望──不器用に揺れ動く感情を綴(つづ)った8つの物語。それぞれに短歌を添えて贈る切ない小説集。(解説=佐藤真由美)