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東大と野球部と私 勝つために大切なことは何か

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-396-61543-7
4-396-61543-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

特別コーチとして2年間、選手たちに何を伝えたのか。東大大学院での研究内容とは―「頭脳の野球」の指導理論と哲学を凝縮した1冊。

目次

第1章 「野球伝来」のチームだからこそ―日本の野球は東大から始まった
第2章 勝つために、自分から変わろう―指導日誌(1) 2013年春季リーグ
第3章 敗戦の中で続く成長―指導日誌(2) 2013年秋季リーグ
第4章 大事なことは「明日」と「次」―指導日誌(3) 2014年春季リーグ
第5章 「1勝」をつかみとるために―指導日誌(4) 2014年秋季リーグ
第6章 科学の視点から野球を再認識する―研究と指導現場の融合を目指して
特別対談 大越健介(東大野球部OB)×桑田真澄―東大と野球部と私たち

出版社
商品紹介

2013年から東大野球部特別コーチに就任して、また大学院研究生としても学ぶ著者。「教え」と「学び」両側面を、具体的な事例を通じて掘り下げることで、著者の野球哲学、人生観を伝える。

出版社・メーカーコメント

甲子園経験者も150キロの速球もいりません。特別コーチとして2年間、選手たちに何を伝えたのか。東大大学院での研究内容とは―― 「頭脳の野球」の指導理論と哲学を凝縮した1冊 「勝つために大切なこと」は人生の糧(かて)にもなる ●準備し、実行し、反省しよう このプロセスを繰り返す ●常識を疑おう 教科書や定説を鵜呑みにしない ●選択して、集中しよう 自分に合ったものは何か見極める ●量より質を追求しよう 効率よく短時間で集中するために ●自分の頭で考えよう 自立するために頭脳を使う ●勝つために変わろう 行動が変われば結果も変わる ●科学の目で検証しよう 合理的に総合力を向上させる 常識を疑い、考える力を活かす 僕は、東大野球部で、今まで日本の野球界で常識とされてきた考え方を疑いながら練習することの大切さを伝えてきました。また、東大野球部の強みである“考える力”を最大限に活(い)かすため、合理的・効率的な練習法を提案し、時には選手と一緒に体を動かすことで連敗を止める努力をしてきました。残念ながら、特別コーチをしていた2年間ではリーグ戦で勝利を挙げることはできませんでしたが、2015年5月に東大ナインは念願の1勝を勝ち取ってくれました。僕が2年間のコーチ在任中、東大の野球部員に何をどう伝えてきたか、どのような考えで、どんな練習をしてきたか。本書では、そんな僕の野球哲学のようなものを、指導日誌の形で記していきたいと思います。(著者の言葉)

著者紹介

桑田 真澄 (クワタ マスミ)  
1968年、大阪府生まれ。名門PL学園で1年からエースとして活躍。甲子園5季連続出場(優勝2回、準優勝2回)。86年、ドラフト1位で読売巨人軍入団。通算173勝を挙げる。2006年、米大リーグ挑戦のため21年間在籍した巨人軍を退団。2007年、ピッツバーグ・パイレーツでメジャー初登板。08年3月に現役引退後は少年野球の指導、プロ野球解説、執筆・講演のほかスポーツ科学の研究にいそしむ。2010年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。2014年から東京大学大学院総合文化研究科に在籍、2016年3月終了後も研究活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)