奇跡の醤 陸前高田の老舗醤油蔵八木澤商店再生の物語
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2016年11月 |
ISBNコード |
978-4-396-61584-0
(4-396-61584-1) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 284P 20cm |
商品内容
要旨 |
東日本大震災の津波で、壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。そこで、文化四年(一八〇七年)から続く老舗醤油蔵八木澤商店は、二〇〇年以上の歴史を持つ土蔵や杉桶、そして醤油屋の命である「もろみ」を津波で失った。誰もが「終わった」と思ったが、九代目の河野通洋は震災から五日目にして「必ず再建する」と社員を前に約束する。醤油をもう一度つくれる日を夢見て、必死に再建を目指す社員たち。そんな中、伝統の醤油復活のために不可欠なもろみが思いがけないところで見つかるが、それは彼らが直面する困難の序章に過ぎなかった…。河野をはじめ、八木澤商店の社員たち、そして陸前高田の人々の五年間の苦闘を、緻密な取材で描くノンフィクション。 |
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目次 |
二〇一一年三月十一日 |
出版社・メーカーコメント
「絶対、復活してやる」 若き経営者の覚悟と苦闘を描く 八木澤商店は、2011年3月11日、陸前高田を襲った津波によって、二百年の歴史を持つ土蔵をはじめ、醤油屋にとって命ともいえるもろみや杉桶、製造設備のすべてを失った。震災から5年、八木澤商店も、陸前高田も、未だ再建の途上にあるが、九代目の河野通洋は、「ゼロを一にする」チャレンジを続けている。同じ時代にこういう人たちがいる。だから、行きていることが嬉しくなる。約4年間の取材の間、私にはそう思える瞬間がいくつもあった。――プロローグより 東日本大震災の津波で、壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。そこで、文化4年(1807年)から続く老舗醤油蔵 八木澤商店は、200年以上の歴史を持つ土蔵や杉桶、そして醤油屋の命である「もろみ」を津波で失った。誰もが「終わった」と思ったが、九代目の河野通洋は震災から5日目にして「必ず再建する」と社員を前に約束する。醤油をもう一度つくれる日を夢見て、必死に再建を目指す社員たち。そんな中、伝統の醤油復活のために不可欠なもろみが思いがけないところで見つかるが、それは彼らが直面する困難の序章に過ぎなかった……。河野をはじめ、八木澤商店の社員たち、そして陸前高田の人々の5年間の苦闘を、緻密な取材で描くノンフィクション。