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悪党の戦旗 嘉吉の乱始末

新人物文庫 い-2-1

出版社名 新人物往来社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-404-03756-5
4-404-03756-2
税込価格 838円
頁数・縦 414P 15cm

商品内容

要旨

嘉吉三年(一四四三)九月二十三日の夜半、京の内裏に乱入した南朝の残党らに奪われた神璽は、遠く吉野の山中に持ち去られた―。その二年前の嘉吉元年六月二十四日、将軍義教を自邸の祝宴に招いて謀殺した嘉吉の変で、主家を滅ぼされ浪々の身となっていた赤松家の旧臣たちは、この神璽を奪還することで主家再興と旧領回復を企てる。赤松家滅亡から十五年、周到に計画をめぐらせた小寺藤兵衛、間島彦太郎らの遺臣二十人は、南朝の御座所をめざし吉野に潜入した…。播磨の名族赤松家の再興を期した遺臣らの忍従と苦難の闘いを活写した歴史巨篇。

著者紹介

岩井 三四二 (イワイ ミヨジ)  
1958年、岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒。東京芝浦電気(現・東芝)を経て作家活動に入る。1996年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞、1998年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、2004年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、2008年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。2005年『十楽の夢』で第132回直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)