• 本

絵を描く人の思考をのぞく

出版社名 新星出版社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-405-07383-8
4-405-07383-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

「世界の見え方」が、これまでと変わるかもしれません。なぜヒトは絵に興味を持つのか。ものの見え方はひとりひとり違っている。自然物には球体にまとまろうとする意志がある。色にも一生がある。見えない部分をとらえるのがデッサン力。「美術史」は「人類の思想史」である。実際の授業でも使う「手描き資料プリント」が“のぞける”QRコード付き。

目次

Prologue 人が絵を描くこと、観ることにひかれる理由
1 絵を描くためのものの見方“再現”(自分の「見落とし」に気づくと描けるようになる
線を引くことの快感を思い出す
ものの見え方はひとりひとり違っている ほか)
2 絵を描くという自由“表現”(モチーフの「再現」から、次の段階の「表現」へ
自分の個性と画面上での思考
興味といたずら心、そして自分自身の存在の確認 ほか)
3 絵は知るほどに人生を豊かにする(絵の鑑賞方法は知識によって変化する
人は作品で感動を再現し、名前をつけて存在を確かめる
作品の説得力につながる美術解剖学 ほか)

出版社・メーカーコメント

「絵がうまい人の頭の中って、どうなっているのだろうか?」「絵をうまく描ける人に、世界はどう見えているのか?」こんな疑問から本書は生まれました。人が絵を描くこと・観ることにひかれる理由…。そんなお話からはじまる本書は、絵画教室を主宰し、多くの人たちに絵の魅力を伝え続けてきた著者が、単なる技法書ではなく、絵を描くという素敵な行動について、その楽しさ・理由・背景などさまざまな視点から語る異色の本です。

著者紹介

上田 耕造 (ウエダ コウゾウ)  
1959年福岡に生まれる。1983年東京藝術大学美術学部油画科卒業(安宅賞、大橋賞)。1999年ATELIER21(岡田〓弘・広田稔との共同アトリエ)開設。個展毎年数回 グループ展多数。無所属。すいどーばた美術学院・児童教室・高等学校講師を経てNHK文化センター、朝日カルチャーセンターほか専門学校・大学講師。東京藝術大学美術解剖学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)