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傷ついた画布(カンバス)の物語 戦没画学生20の肖像

出版社名 新日本出版社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-406-05156-9
4-406-05156-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 208P 20cm

商品内容

要旨

あと5分、あと10分…。画布に向かう「ひたむきさ」に出会う。無言館に飾られた画学生たちの青春。

目次

伊沢洋「家族」―この絵は「空想画」なんです
太田章「和子の像」―何枚も何枚もデッサンして
中村萬平「霜子」―「絵の中には私がいます」
蜂谷清「祖母なつの像」―一枚のイコン画のごとく
片岡進「自刻像」―銃創一つない「ライフマスク」
丸屋至「釣り人のいる風景」―知識は汚い本だとて変りませぬ
小柏太郎「天女の像」―痛まし、戦場のグルメ
興梠武「編み物する婦人」―香月泰男に絵具をわけた男
清水正道「婦人像」―応召をだれにも知らせず
大西博「無題」―リヤカーで絵を運んだ日〔ほか〕

出版社
商品紹介

無言のまま、何か饒舌に「無言のコーラス」を響かせる無言館の画布たち。絵と向き合い命を輝かせていた戦没画学生たちの青春を描く。

著者紹介

窪島 誠一郎 (クボシマ セイイチロウ)  
1941年東京生まれ。印刷工、酒場経営などを経て、64年東京世田谷に小劇場「キッド・アイラック・アート・ホール」を設立、79年長野県上田市に夭折画家のデッサンを展示する私設美術館「信濃デッサン館」を、97年に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を設立した。第46回産経児童出版文化賞、第14回地方出版文化功労賞、第7回信毎賞を受賞。「無言館」の活動で第53回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)