• 本

保育改革の焦点と争点

出版社名 新日本出版社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-406-05264-1
4-406-05264-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

いま、日本の保育制度は、文字どおり、戦後最大の転換期を迎えようとしている。2009年に入って、厚労省がさし示した「新しい保育制度」の方向は、もしこれが将来実現することになれば、保育全体に戦後史的転換を呼び起こすことは確実である。本書は、この保育制度の改革をめぐって、いま私たちが何を考えなければならないか、その焦点と争点を明らかにしようとするものである。

目次

第1章 「新しい保育制度」と保育所改革の焦点(はじめに―厚労省の変貌
保育制度の原則的転換を呼ぶ「新しい保育制度」 ほか)
第2章 保育制度転換の背景と真のネライ(はじめに―転換論の二つの立場
「新待機児童ゼロ作戦」から保育制度転換へ ほか)
第3章 保育の準市場化による福祉国家の変質(はじめに―福祉国家のなかの保育
新自由主義による福祉国家の縮小・解体戦略 ほか)
第4章 コミュニケーション労働の専門性に根ざす現物給付原則(はじめに―人権原理と保育原理
保育の前に立った市場原理主義者の非合理性 ほか)
おわりに―赤ちゃんのつぶらな瞳を保育の原点として

出版社
商品紹介

いま保育が大きな転換点に差し掛かっている。厚労省の保育制度改革の問題点、保育と保育所のあり方に関する発達論的原則などを解説。

著者紹介

二宮 厚美 (ニノミヤ アツミ)  
1947年生まれ。神戸大学発達科学部教授。経済学、社会環境論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)