カオスに抗する闘い ドゥルーズ・精神分析・現象学
出版社名 | 人文書院 |
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出版年月 | 2018年7月 |
ISBNコード |
978-4-409-03100-1
(4-409-03100-7) |
税込価格 | 4,950円 |
頁数・縦 | 364P 20cm |
商品内容
要旨 |
生成変化を言祝いだドゥルーズは、一方で思考と観念の崩壊、つまりカオスを恐れた。すべてが壊れ不可逆な破局を迎える手前でとどまるための、ほんの少しの秩序、少しばかりのコツを探ること、それこそがドゥルーズ哲学全体を貫く「秘密の一貫性」であった。本書では、これまで前景化されることのなかったこの問いを全面化し、ドゥルーズ哲学全体を体系的に読解するとともに、敵とされてきた精神分析、現象学との理論的交錯を描きだす。人が生まれ、老い、死んでゆく、敗北を余儀なくされた闘いのなかの絶望と希望、哲学的な問いを人生の問いへと昇華させる、俊英の渾身作ついに刊行。 |
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目次 |
第1部 システム(差異と反復 |