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老いの幸福論

青春新書INTELLIGENCE PI−313

出版社名 青春出版社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-413-04313-7
4-413-04313-8
税込価格 880円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

僕が自分で考えて、こういうふうにやってごまかしておこうか、まあこれでいいことにするか、というふうにできるだけ心がけていることがひとつだけあります。それは、つらいとか苦しいとか、あるいは逆に今日は調子がいいとか、いいことがあったとかいう、禍福といいましょうか、幸・不幸といいましょうか、それを長い周期で考えないようにすることです。―超・老齢期のただ中にある著者が、「老い」や「死」、「家族」や「教育」の問題について縦横に語り尽くした、初の幸福論。

目次

1章 こきざみの幸福に気づく―超・老齢化社会への心構え
2章 知識より叡智が大事―吉本隆明流・老年からの勉強法
3章 家庭内離婚もいいかもしれない―変容しつづける家族を生きる
4章 我が子の罪の償い方―親の責任について考える
5章 老親問題も育児問題も一緒―制度としての介護、実感としての介護
6章 ガタがきた体とつき合う―老齢期に入ってからの健康法
7章 死を迎える心の準備なんてない―死を語ることの無駄について

著者紹介

吉本 隆明 (ヨシモト タカアキ)  
1924年東京生まれ。詩人、思想家、評論家。東京工業大学工学部を卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動を続ける。日本の戦後思想に大きな影響を与え、文学や芸術だけでなく、政治、経済、宗教からサブカルチャーに至るまで、あらゆる事象を扱う「知」の巨人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)