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われらの子ども 米国における機会格差の拡大

出版社名 創元社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-422-36001-0
4-422-36001-9
税込価格 4,070円
頁数・縦 381P 22cm

商品内容

要旨

“夢なき社会”を生んだ米国の貧困を、子どもの物語と社会調査で活写した、全米ベストセラー!!

目次

第1章 アメリカンドリーム―その神話と現実
第2章 家族
第3章 育児
第4章 学校教育
第5章 コミュニティ
第6章 何をすべきか

おすすめコメント

子どもたちにはもう、平等な成功のチャンスはない! 米国の社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の衰退を論じ、≪朝日新聞 ゼロ年代の50冊2000〜2009≫にも選ばれた『孤独なボウリング』の著者が再び世に問う、アメリカン・ドリームの危機。世代・人種・社会階層の異なる市民へのインタビューと、緻密な統計分析を通して、成功の機会格差の固定化を実証し、未来の世代への警鐘を鳴らす全米ベストセラー。==推薦者の言葉==(五十音順) ■古市憲寿氏(社会学者) トランプがアメリカを壊したのではない。アメリカはとっくに壊れていた。本書は、膨大なインタビューをもとに分裂国家アメリカの「絶望」と「希望」を鮮やかに描き出す。■ブレイディみかこ氏(英国在住保育士/ライター) チャールズ・ディケンズは小説家として、ロバート・パットナムは社会学者として、貧困と格差の固定が社会的危機の根元にあることを警告している。■湯浅誠氏(社会運動家/法政大学教授) 人生のすべてを覆い尽くしてしまう機会格差の加速化する拡大を止めるには?――潤いを失った社会が偽の<救世主(ヒーロー)>に焼き尽くされる前に、私たちはこの感覚を取り戻さなければならない。■渡辺靖氏(慶應義塾大学教授) 「私の子ども」から「われらの子ども」への意識転換は可能か。社会関係資本論の第一人者が描く処方箋は日本の未来にとっても極めて有用である。※別枠、米国書評抄訳では、フランシス・フクヤマも絶賛。

著者紹介

パットナム,ロバート・D. (パットナム,ロバートD.)   Putnam,Robert D.
1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1970年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任、またヨハン・スクデ政治学賞や米国人文科学メダルを受賞した
柴内 康文 (シバナイ ヤスフミ)  
1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。同志社大学社会学部准教授を経て、東京経済大学教授。専門はメディア論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)