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向こう半分の人々の暮らし 19世紀末ニューヨークの移民下層社会

出版社名 創元社
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-422-36003-4
4-422-36003-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 365P 19cm

商品内容

要旨

アメリカン・ドリームの危機に際し、再評価の機運高まるルポルタージュの古典を完訳。移民大国が直面した都市問題に挑んだドキュメント。

目次

テネメントの起源
目覚め
さまざまな国から来た群衆
ダウンタウンの裏通り
ニューヨークのイタリア人
マルベリー・ベンド
もぐり酒場の手入れ
安い宿泊所
チャイナタウン
ユダヤ人街〔ほか〕

おすすめコメント

19世紀半ば以降欧州・ロシア・中国などからの移民が急増したニューヨーク。とりわけマンハッタン南部のロウアー・イーストサイドには、安アパート(テネメント)に貧しい移民が集住した。その暮らしを当時まだ目新しかった写真を取り入れ活写したフォトジャーナリズムの古典を完訳。ニューヨーク市当局を動かし、ローズヴェルト第26代大統領には「最も理想に近いアメリカ市民」と評された、リース代表作の本邦初訳。図版多数。

著者紹介

リース,ジェイコブ (リース,ジェイコブ)   Riis,Jacob A.
1849年デンマーク北部の田舎町リーベ生まれ。1870年米国へ渡り職を転々、苦難の末新聞記者となり、「ニューヨーク・トリビューン」紙(1877~88)、「イブニング・サン」紙(1888~99)の警察詰記者として活躍、同時にマンハッタンに住むさまざまな移民の生活を取材し、都市スラム問題にも取り組む。1890年に発明されたばかりのフラッシュライト・カメラで撮影した写真を使った、『向こう半分の人々の暮らし』を刊行、世間の耳目を集める。1901年には自伝を出版、一躍全国的有名人となる。1914年没
千葉 喜久枝 (チバ キクエ)  
1969年東京生まれ。東京都立大卒、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)