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心理療法の精神史

叢書パルマコン・ミクロス 04

出版社名 創元社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-422-70128-8
4-422-70128-2
税込価格 2,860円
頁数・縦 301P 19cm

商品内容

要旨

心理療法(サイコセラピー)の全史を追跡しながら、そこに共通する人間性と治癒の本質を「自由と承認の葛藤」の中に見る。古代の呪術的治療から、精神分析、認知行動療法、ナラティヴ・セラピー、オープンダイアローグなど最前線の心理療法までを俯瞰し、背景にある哲学・思想との関連から鮮やかに描き出す“心の治療が持つ意味を再考する心理療法史”。図版多数。

目次

第1部 心理療法史の全体像(古代から近代までの心理療法史
精神医学と臨床心理学の歴史)
第2部 現代心理療法の多様な展開(無意識へのアプローチ―精神分析の歴史
フロイト以後の精神分析
実証科学からの挑戦―認知行動療法の展開 ほか)
第3部 心理療法はどこへ向かうのか?(理論対立から統合へ
心理療法とは何か?
現代社会と心理療法の未来)

著者紹介

山竹 伸二 (ヤマタケ シンジ)  
1965年、広島県生まれ。学術系出版社の編集者を経て、心理学、哲学の分野で批評活動を展開。評論家。同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員、桜美林大学非常勤講師。現代社会における心の病と、心理療法の原理、および看護や保育、介護などのケアの原理について、現象学的な視点から捉え直す作業を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)